なぜ人は「3選」に弱いのか
数字あり・数字なしのアイキャッチを比較して見えたこと
数字を入れると本当に読まれるのか
こんにちは、えいたです。
「3つのコツ」
「5選」
「7つの理由」
こんなタイトルやアイキャッチを見たことはありませんか?
発信を続けていると、一度は
「数字を入れた方が読まれるらしい」
という話を聞くと思います。
私自身もなんとなくそう感じていました。
でも、ふと疑問が湧いたんです。
本当に読者は数字に反応しているのでしょうか。
それとも、
数字を見た瞬間に
「読みやすそう」
「すぐ読めそう」
と判断しているのでしょうか。
そこで今回は、
読まれるアイキャッチ研究所 第3回
として、
「数字あり・数字なしで反応は変わるのか」
を考えてみます。
今回の仮説
数字が効果的だと言われる理由はいくつかあります。
例えば、
- 内容量が分かる
- 読むハードルが下がる
- 具体的に感じる
というものです。
たしかに、
「アイキャッチ改善法」
よりも
「アイキャッチ改善法3選」
の方が、
どれ位の量が書かれているのか想像しやすい気がします。
クリックする前に、
「この記事はどれくらいで読めそうか」
を無意識に判断しているのかもしれません。
今回の比較
今回は同じテーマで、
数字ありと数字なしを比較してみます。
パターンA
3つの改善ポイント
パターンB
改善ポイント
評価してみる
今回も研究所の評価基準で見ていきます。
① スクロールが止まるか
数字あり:4点
数字が視覚的なフックになります。
数字なし:3点
シンプルですが、一瞬で違いを作る要素が少ないように感じます。
② 内容が伝わるか
数字あり:5点
「3つある」という情報があるだけで、記事の全体像を想像しやすくなります。
数字なし:3点
改善ポイントが何個あるのか分かりません。
③ 読みたくなるか
数字あり:4点
「3つなら読めそう」と感じます。
数字なし:3点
内容は気になるものの、読む前の安心感は少ない印象です。
④ 記憶に残るか
数字あり:4点
「3つの〜」という形は残りやすいです。
数字なし:3点
一般的な表現になりやすく、
⑤ 誰向けか分かるか
数字あり:4点
初心者向けのまとめ記事だと想像しやすいです。
数字なし:3点
対象読者が少し曖昧になります。
気づいたこと
今回考えていて面白かったのは、
読者は数字そのものを見ているわけではないかもしれない
ということです。
例えば、
「3」
という数字自体に価値があるわけではありません。
読者が感じているのは、
- すぐ読めそう
- 内容が整理されていそう
- 分かりやすそう
という安心感ではないでしょうか。
つまり、
数字が強いのではなく、
数字によって記事のイメージが伝わりやすくなっている
可能性があります。
先行研究を調べてみた
今回の仮説が気になったので、
数字がクリック率に影響する理由について調べてみました。
すると、いくつか共通する説明がありました。
① 一瞬で理解できる
タイムラインを流し見している読者は、
文章を読んでいるというより、
画像として見ていると言われます。
その中で数字は視覚的なフックになり、
内容を瞬時に理解しやすくなるそうです。
私自身もSNSを見ていると、
数字だけが先に目に入ることがあります。
② 読む負担を予測できる
例えば、
「AI活用のコツ」
よりも
「AI活用のコツ3選」
の方が、
どれくらいの情報量なのか想像できます。
読者は無意識に
「これならすぐ読めそう」
と判断しているのかもしれません。
最近よく聞く
「タイパ」
の考え方とも相性が良さそうです。
③ 具体性が増す
数字が入ることで、
内容が整理されている印象を受けます。
実際、
「AI初心者が覚えるべきコツ」
よりも
「AI初心者が覚えるべきコツ3選」
の方が具体的に感じます。
数字には、
情報を厳選している印象を与える効果もありそうです。
④ 奇数効果
面白かったのは、
人は偶数よりも奇数に惹かれる傾向がある
という説です。
特に
- 3
- 5
- 7
は好まれやすいと言われています。
確かに私自身も、
「3選」
という言葉を見ると、
つい続きを見たくなります。
こうして見ると、
数字が強いというより、
数字によって
分かりやすさ
読みやすさ
具体性
が伝わっているのかもしれません。
もう一つの仮説
ただし、
数字なら何でも良いわけではないと思います。
例えば、
3つの改善ポイント
5つの失敗例
は自然ですが、
27個の改善ポイント
だと逆に読む気がなくなるかもしれません。
数字は注目を集める道具というより、
読者に負担の少なさを伝える道具なのかもしれません。
今回の結論
現時点の仮説では、
数字はクリックされる理由そのものではなく、
「この記事は読みやすそうですよ」と伝える補助装置
として機能しているように感じました。
読者は数字を見ているのではなく、
数字から受け取る安心感を見ているのかもしれません。
今回の研究で得た仮説は、
読者は数字を見ているのではなく、
数字から伝わる
「安心感」
を見ているのではないか、
ということです。
もちろんこれはまだ仮説です。
今後も検証を続けながら、
読者がどこで立ち止まり、
何を見てクリックしているのかを研究していきます。
次回予告
次回の読まれるアイキャッチ研究所では、
「実績訴求と悩み訴求、読まれるのはどちらか」
を検証してみます。
読者は、
「うまくいった話」
に惹かれるのか。
それとも、
「失敗や悩み」
に反応するのか。
引き続き研究していきます。





