AIで作る店頭POP・再現性の壁を乗り越えていく
業務で使う画像は如何に再現できるか、AI感を出さないかが求められています。AI感を出さない事はまだまだ勉強中ですが、日々のちょっとした業務の効率が良くなる事を願って
「楽しい」と「使える」は、違う話だった
最近、ChatGPTの画像生成が飛躍的に向上してきました。
簡単なプロンプトを入れるだけで、驚くほど綺麗なPOPが出てくる。
「これ、本当にAIが作ったの?」と思うような仕上がりが出てきて、正直楽しくて仕方がありませんでした。
でも、ある日気づいてしまいました。
同じイメージで2枚目を作ろうとすると、毎回違う仕上がりになる。
趣味で使う分には「毎回違う=面白い」で済みます。
でも業務で使うとなると、まったく話が変わります。
「先週作ったPOPと同じトーンで今週も作りたい」
「シリーズものを統一感を持って量産したい」
そのためには、AIへの指示を厳密に構造化する必要がありました。
試行錯誤した結果、ようやく「業務で使えるレベル」のプロンプトが完成しました。
この記事では、その仕組みをそのままお伝えします。
この記事は、こんな方に向けて書きました。
店頭POPや販促ポスターをAIで作りたいが、毎回仕上がりが変わって困っている
業務で使うには再現性が低くて活用しきれていない
店舗スタッフ・事務職・AI初心者の方
なぜ再現性が低くなるのか
AIの画像生成は、同じような指示を出しても毎回少しずつ違う仕上がりになります。
これはAIの仕様によるもので、完全に同一の画像を作ることは技術的に難しいです。
ただし、プロンプトを構造化して指示を厳密にすることで、仕上がりのばらつきを大幅に抑えることができます。
具体的に変えたのは3点です。
① 指示を項目ごとに分けて構造化する
「おしゃれなポスターを作って」という曖昧な指示から、「テーマ・色・レイアウト・雰囲気」を別々の項目で指定する形に変えました。
② デザインイメージ・色・レイアウトを詳細に指定する
「ピンク系で可愛い感じ」ではなく「メインカラー:ビビッドピンク、サブカラー:白」というように、数値や固有の言葉で指定します。
③ ネガティブプロンプトで不要な要素を排除する
「こうしてほしい」だけでなく「こうしてほしくない」も指定することで、意図しない仕上がりが出にくくなります。
完成したシンプルPOPプロンプト(コピペ用)
試行錯誤の結果、以下のテンプレートを完成させました。
「1.基本情報」「2.メインプロンプト」「4.テキスト指定」の部分を自分の内容に書き換えてコピペで使えます。
「スタイル強化キーワード」はお好みで1個2個に使用して下さい。
なかなか複雑なプロンプトですが再現性が格段に上がります。
【販促POP画像 生成入力フォーム】
■ 1. 基本情報
テーマ:
(例:夏のセール)
メインタイトル:
(例:SUMMER SALE)
サブタイトル:
(例:夏セール!)
日付・期間:
(例:7.27 Mon - 8.19 Sun)
強調したい内容:
(例:最大80%OFF)
ターゲット:
(例:女性向け)
■ 2. デザイン指定
使用したいモチーフ:
(例:夏の青空と雲)
メインカラー:
(例:水色×ストライプ)
サブカラー:
(例:イエロー)
雰囲気:
(例:ナチュラル)
レイアウト:
(例:中央配置)
サイズ比率:
(例:4:5縦)
■ 3. レイアウト詳細(任意)
背景:
(例:単色背景)
四隅装飾:
(例:雲を配置)
中央:
(例:超大きなタイトル文字)
余白:
(例:余白多め)
■ 4. スタイル強化キーワード(任意)
(例:
Japanese advertisement poster,
department store POP,
cute commercial design,
minimal layout,
bold typography,
high contrast text,
seasonal decoration,
fashion sale poster,
clean graphic design,
premium aesthetic,
promotional banner
)
■ 5. 避けたい表現(任意)
(例:
low quality,
blurry text,
distorted letters,
messy layout,
crowded composition,
ugly typography,
dark atmosphere,
horror,
grunge,
photorealistic people,
3D render,
watermark,
logo,
chaotic design,
low readability,
too much information,
washed colors,
poor contrast
)このプロンプトで作った完成画像
上のプロンプトに以下を入力して生成したのが、この画像です。
テーマ:夏セール
メインタイトル:SUMMER SALE
日付:7.27 Mon - 8.19 Sun
強調したい内容:最大80%OFF
メインカラー:水色×ストライプ
モチーフ:雲
シンプルPOPプロンプトで生成した夏セールのPOPです。
プロンプトの項目を変えるだけで、テーマや季節に合わせたPOPが量産できます。
毎回ゼロから考える必要がなくなりました。
同プロンプトで作成した春セールVerです。基本デザインの固定が出来てなかなかの再現性が保てていると思います。
やってみて気づいたこと
「業務で使える」と「綺麗に作れる」は、必要なスキルが違うと感じました。
綺麗に作るだけなら、感覚的なプロンプトでも十分です。
でも再現性を持たせるには、設計の視点が必要になります。
今回のプロンプトは、デザインの知識がない方でも項目を埋めるだけで使えるように作りました。「何を入れればいいかわからない」という状態にならないよう、例を全項目に付けています。
まず1回、このテンプレートを使って何か作ってみてください。
上のプロンプトテンプレートをコピーして、ChatGPTに貼り付けてみてください。
項目の「(例:〇〇)」を自分のお店や用途に合わせて書き換えるだけです。
まず1枚、試作を作ってみることから始めてください。
「業務で使えるかどうか」は、1枚作ってみてからでも判断できます。
今回はシンプルPOPのプロンプトを公開しました。
実はもう一種類、こんな仕上がりのPOPが作れるプロンプトも完成しています。
こから近所の夏祭りなどイベントで活用出来そうですよね。
今後プロンプトを公開していきます。






